ヒンドゥー教徒とマッチングアプリで出会ったら。彼の愛は本物？

「マッチングアプリで出会った相手がヒンドゥー教徒（インド人）だった」

という人もいるのではないでしょうか。多様化が進む現代では、いろいろな宗教の人がいますし、アプリを利用すれば出会いの可能性は無限大です。

知り合ったばかりなのに、なぜか「結婚したい」とヒンドゥー教徒（インド人）から熱烈なアプローチをうけて困惑する女性も多いようです。

ここでは、ヒンドゥー教徒（インド人）のアプローチに困惑している女性に向けて、

「ヒンドゥー教徒（インド人）ってこんな人」

「ヒンドゥー教徒（インド人）との恋愛・結婚ってこんな感じ」と、

とても簡単にわかりやすくまとめました。

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そもそもヒンドゥー教徒って？

ヒンドゥー教とは、キリスト教・イスラム教の次に信者の多い宗教で、この3つをあわせて「世界3大宗教」と呼ばれることもあります（諸説あり）。

世界第2位の人口の、インドでは約8割がヒンドゥー教。

インド以外でも、ネパール、バングラディシュ、スリランカなどに多くのヒンドゥー教徒が暮らしています。

ヒンドゥー教には「カースト制」があります。

カースト制とは、カンタンにいうと、身分制度のこと。

生れたときから自分のカーストは決められており、カーストごとに職業は決められています。

カーストによる差別は1950年に法律で禁止されたものの、人々の風習の中には根強く残っています。

ヒンデゥー教では、牛は神様。

そのため、牛肉は口にしません。

その他の食材については、信仰心や風習により差があります。

不浄とみなされている豚肉も、食べない人が多いようです。

信仰心からベジタリアンも多くいます。

ヒンドゥー教徒の結婚

ヒンドゥー教徒は、同じカースト内での結婚がマスト。

自由な恋愛はありません。

結婚はすべて親（家長）が決定します。

インドは人口が13億～もいるのに、同じカースト内で結婚相手をさがすのは困難。

近くに同カーストの相手がいなくて独身の人も多く、100km以上も遠くの土地の相手と結婚することも稀ではありません。

ただ、例外として同カースト以外での結婚もあるようですが、困難が待ち構えています。

男性が上位カーストの場合は、男性側の親族は受け入れることが多く、問題にされません。

ただ、女性は多額の持参金を用意しなければならないために、女性側の親族が反対することが多いようです。

なんとか資産をかき集めて結婚しても、男性の親族から「持参金が足りない」とひどい嫌がらせをうけ、耐えきれずに自殺するケースもあるようです。

逆に、女性が男性よりも上位カーストの場合は、社会から許されず、追放されてしまうとのこと。

ヒンドゥー教徒と日本人は結婚できる？

結論からいうと、ヒンドゥー教徒と日本人は結婚できます。

実際に結婚しているカップルもいます。

ただ、忘れてならないのは、ヒンドゥー教徒にとって、結婚は家同士の問題です。

そのため、個人の恋愛感情だけで結婚を決めることはありえません。

そのため、もしもマッチングアプリで出会ったヒンドゥー教徒が「結婚したい」といっても、実際に結婚できるかは別問題。

あなたと交際していても、親が祖国でお見合い結婚を決めたなら、即お別れになるでしょう。

家長の意見は絶対だからです。

もしくは、すでに祖国で結婚していて、日本に滞在中の現地妻が欲しいという打算も考えられます。

また、本心ではあなたとの結婚は考えておらず、祖国ではできない恋愛を楽しみたいだけかもしれません。

ヒンドゥー教徒と結婚したらどうなる？

日本に住んでいたらあまり宗教を意識することはありませんが、

ヒンドゥー教徒と結婚するなら、まずはヒンドゥー教について知ることが大事。

文化的背景を学びましょう。

一般的なヒンドゥー教の習慣に加えて、地域的な文化風習もあります。

ヒンドゥー教徒と結婚すると、食事に困ることが多いでしょう。

宗教上、食べられない食材が多いため、外食もはばかられますし、

家庭で作るにしても、食材の調達、献立、調理方法など、信仰にそった細心の注意が必要となります。

また、ヒンドゥー教徒は家族を大切にする文化です。

家族になったらあなたのことを大切に守ってくれるでしょう。

同時に、あなた以外の親族のことも大切にします。

家のしきたりから外れる行動は、たとえ愛する妻でも許されません。

また、ヒンドゥー教は男尊女卑が色濃く残っている文化ともいえます。

いわば人権などありません。

もしも離婚したら、基本的に女性の再婚は許されません。

また、夫が先立てば、妻も殉死させられる風習さえありました（今は法律で禁止）。

結婚後、妻は夫のモノとして扱われることが予測できます。

ヒンドゥー教徒はマッチングアプリを使うの？

家長（親）が子の結婚の決定権をもっているヒンドゥー教徒。

一方、インドはIT先進国ともいわれています。

小さいころからデジタル機器になじみがあるIT世代で、マッチングアプリの利用が盛んになっているようです。

とはいえ、インドでのマッチングアプリの利用のされ方は、自分と同カーストの相手をさがすことが目的。

恋愛目的ではないようです。

ヒンドゥー教徒と出会える？マッチングアプリ

もしも諸事情からヒンドゥー教徒のお相手をさがしたい、という人のための

Match（マッチ・ドットコム）は自分の宗教を登録できるため、検索でヒンドゥー教徒を探せます。

ペアーズは会員数が日本で最大級。

コミュニティ検索からヒンドゥー教徒を探せます。

まとめ

ヒンドゥー教徒（インド人）との恋愛・結婚について、とても簡単に紹介してきました。どの宗教でも、同じ信条の相手と結婚することが幸せにつながるのではないでしょうか。

ただ、インドは多様性の国。

「一般的に」はあまり通用しません。

これまで紹介したことは参考までにとどめ、本格的に学びたいなら文献などから知識を取り入れましょう。

個人的経験ですが、大学の文化人類学の先生が「インドの文化は複雑すぎて研究者がみんな挫折する」とおっしゃっていたので、

日本人がインド人を理解することは、ハードルがかなり高いといえるでしょう。

ヒンドゥー教徒の相手について理解に苦しむときは「インド人だから」「それがインドスタイル」と、広い心で包み込むと良いかもしれません。

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