教養レベルが合わない結婚って大丈夫？知的レベルの一致は必須？

結婚を考えている交際相手の教養レベルが、自分と異なることに悩んでいる人は多いです。

「このまま付き合い続けて結婚したらどうなる？」

「教養レベルが合わない結婚って大丈夫？」

「夫婦の知的レベルが合わないと、困ることある？」

という悩みに、ここでは答えていきます。

結婚相手と教養レベルが合わないために考えられる困難

結婚相手との教養の差が、結婚生活にどのような影響を及ぼすと考えられるでしょうか。

会話が弾まない

教養レベルが合わないと、会話が弾まないことは多いでしょう。

たとえば、夫婦のうち一方が歴史好きで、日常会話の中で歴史のたとえ話を持ち出すことがあるかもしれません。そのようなときでも、一方に歴史の知識がなければ会話は膨らみません。

そのために、教養がある人は、「話が盛り上がらなくてつまらない」と感じるかもしれません。

上下関係が生まれる

人によりますが、教養レベルが高い人が、教養レベルの低い人をいわば見下す上下関係が生まれるかもしれません。

教養レベルが低い方は、相手に対して劣等感を覚えますし、

教養レベルが高い方は、相手に対して「こんなことも知らないの？」という蔑む態度をとるかもしれません。対等な関係ではないため、居心地が悪く感じるでしょう。

とはいえ、相手に対して劣等感を覚えるか、蔑む態度をとるかは人それぞれです。必ずしもギスギスした夫婦になるとは限りません。

教養レベルの違いを気にしない性格の人もいます。

家庭内不和から離婚につながることも

教養レベルの違いから、相手に対する理解を持てない場合、家庭内不和につながることが考えられます。

相手への不満が積もり、ひいては離婚の原因になるかもしれません。

相手の教養レベルが低いことで考えられる困難

一般教養を知らないための困難

結婚を考えている相手が一般教養を知らなすぎて、幻滅している人もいるかもしれません。

• カンタンな漢字が読めない
• 日本の地理を知らない
• 県庁所在地を知らない
• 小学校・中学校で習うような一般教養を知らない
• テーブルマナーを知らない
• 冠婚葬祭のマナーを知らない

このように、知らないことが多いと、日常生活で苦労することが予想できます。

漢字が読めない、熟語の意味がわからないと、お知らせや注意文の意味を理解できずに困ることも多いでしょう。

教養がないために、命に係わる事故をおこすこともあります。時々報道される、ガスが充満している中でタバコに火をつけようとしておこる爆発事故は、教養があれば避けらるものです。

また、テーブルマナーを知らないために、一緒にいて恥ずかしい思いをすることがあるかもしれません。

学歴が低いための困難

相手の学歴が低い場合、子どもの教育に不安を覚える人もいるかもしれません。

子どもは家庭内にて親の影響を多分に受けて成長します。

親の学歴が高ければ、子どもにも良い影響があります。何気ない親子の会話から、知識をつけられますし、学力がつきやすい生活習慣を自然と身につけられます。

学歴が低い相手と結婚すると、子どもの学力が伸びるのか、子どもに勉強を教えられるのか、という面からも不安に感じる人が多いと言えるでしょう。

人生を豊かにする教養を知らないための困難

雑学、文化、芸術など、人生を豊かにする教養を知らないための困難は、夫婦間で話が弾まない、ということでしょう。

夫婦間で興味・趣味が異なるケースはあります。

一方がオペラなどの芸術鑑賞が好きで、もう一方は興味がない場合、話は弾まないかもしれません。ですが、日常生活に支障をきたすレベルではありません。

お互いに興味を持つことが違っても、お互いの話を聞き合って、興味を持てないかもしれないけれども、十分人生を豊かにできているといえます。

教養があれば、初対面の相手と会話が弾みやすくなり、円滑なコミュニケーションの手助けをします。そのため、結婚相手に教養がない＝社交的ではない、初対面の相手と話が苦手な人、という可能性はあります。

教養レベルの違いをどう乗り越える？

あなたに交際相手がいる場合、相手との教養レベルが違うことが事実なら、それを受け入れましょう。

受け入れた上で、どのように乗り越え、良好な関係を築いていけばよいでしょうか。

自分に教養がある場合

・気にしすぎない（見下さない）
・相手に寛容になる
・気長に教えてあげる
・相手の教養のなさで不利益を被りそうなときは、自分がカバーする

相手に教養がある場合

・気にしすぎない（劣等感を持たない）
・少しずつ教養を身に着ける

結婚に、教養レベルの一致は必須でないことを認識しましょう。

教養レベルがあわないことが原因で2人の関係がギスギスしているなら、話し合って関係を改善することは可能です。

教養レベルの合わない相手と結婚するかの判断基準

教養レベルの異なる相手と交際しているときに、結婚するか、しないかの判断基準はどうしたら良いのでしょうか。

教養レベルの合わない相手と結婚しても大丈夫な人

・教養レベルが合わないことを気にしない人
・教養レベルが合わない相手でも尊敬できる
・教養レベルが合わないことを差し置いても、結婚したいと思える

教養レベルの合わない相手との結婚はやめた方がいい人

・同じ教養レベルの相手と話をした方が楽しい
・教養レベルが合わないことが非常に気になる
・相手との教養レベルが合わなすぎて、会話がストレスになる

統計データで確認。みんなが結婚で重視することって何？

内閣府による平成26年「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書（全体版）によると、

結婚相手に望むこととして、上位3つの回答がこちら↓

価値観が近いこと	75.6％
一緒にいて楽しいこと	74.5％
一緒にいて気を使わないこと	73.5％

一方、結婚相手に「学歴」を望む、と回答している人は、7.1%でした。

つまり、同じ教養レベルを結婚相手に求めている人は少数派であることがわかりました。

まとめ：自分と同じ教養レベルを相手に求めるかは自分次第

結婚相手にどの程度の教養レベルを求めるかは、自分次第です。

「教養がないと絶対に嫌」という人は、教養のある相手を選べばよいですし、「教養がなくても愛しているから問題ない」という人もいるでしょう。

教養はなくても、それをカバーする魅力がある人もいます。

また、いま教養はなくても、努力して身に着けようとする人もいるため、教養がないからといって一律に否定する必要はないでしょう。

そして、教養はなくても、周りの人がサポートすることもできます。

自分が結婚相手にどの程度の教養レベルを求めるのか、改めて考え直してみましょう。