結婚相談所での結婚は離婚率が低いといわれる理由は？

結婚相談所で出会って結婚したカップルは、離婚率が低いと言われています。

ここでは、結婚相談所で結婚した夫婦の離婚率が低い理由について解説していきます。

離婚率はどのくらい？

まずは、日本の離婚率を確認しましょう。

厚生労働省の「令和4年度　離婚に関する統計の概況」によると、令和2年（2020年）の離婚件数は約19万3千組。

人口に対する離婚率は1.57％です。

 

この厚生労働省の統計では、出会いの種類別に離婚率は出ていません。

つまり、結婚相談所で出会った夫婦の離婚率は不明。

そのため、結婚相談所で出会った夫婦の離婚率が高いか低いかはわからない、というのが結論です。

結婚相談所で結婚した夫婦の離婚率が低いといわれる理由

国が出しているデータにはないのに、「結婚相談所で出会った夫婦の離婚率は低い」と言われているのはなぜなのでしょうか。

次の3つの理由が考えられます。

出会いから結婚を意識しているから

結婚相談所で出会ったカップルは、お見合いをしているときから結婚を意識しています。

交際に進んだら、常に「この人と結婚したらどうなるんだろう」とお互いに想像しながら関係を深めていきます。

そのため、結婚後に「思っていたのと違う」というギャップが生まれにくいといえるでしょう。

結婚後の生活のすり合わせができているから

結婚相談所で出会ったカップルは、交際を進めていく中で、自然と結婚後の生活について話し合い意見交換ができています。

住む場所や、仕事のこと、家事分担、育児分担、お金のこと、親のことなど、結婚後はどのようにしたいのか、など。

結婚前に会話をしているために、ミスマッチが起こりにくいのです。

結婚相手を条件で選んでいるから

恋愛結婚の場合は、「好き」という気持ちや情熱だけで結婚を決めてしまったり、妊娠がきっかけで結婚することもあります。

ですが、結婚相談所を利用する人は、幸せな結婚生活をおくるために、相手の条件を考えたうえで、お相手を探しています。

 

男性の場合は、女性に家事や育児などの家庭的なところや安らぎを求めている人は多いでしょう。

同様に、女性の場合は、男性に経済力を求めている人が多いでしょう。

 

一時の恋愛感情の盛り上がりだけで結婚を決めているのではありません。

不自由なく、しあわせな結婚生活ができる、生活能力のある人を冷静に探しているのです。

そのため、結婚相談所で出会って結婚を決めた夫婦は、結果的に離婚率が低いといわれているのでしょう。

結婚相談所で出会った夫婦が離婚を考える理由とは

プロフィールに嘘があることがわかった

ごくまれに、相手のプロフィールに嘘があることがわかり、信頼関係が崩れて離婚に至るケースもあります。

話し合い不足だった

結婚相談所での出会いでも、話し合い不足だと離婚にいたるケースもあるでしょう。

 

離婚しない結婚相手の選び方

意見が違っても歩み寄る努力をする

人はそれぞれ育ってきた環境が異なります。考え方や嗜好が同じ人はいません。

ましてや男と女なので、長い結婚生活を送る上で、意見が異なることもあるでしょう。

意見がぶつかったときには、お互いに歩み寄る姿勢が持つことが大切。

歩み寄り、寄り添ってくれる相手だと、離婚に至ることは少ないでしょう。

話が合わない、意見が異なる、相手に不満があるときに、会話もせずに怒って黙り込むような相手では先が思いやられます。

相手を尊重する

お互いに尊重しあえる相手を選びましょう。

結婚生活では、毎日顔を合わせます。

小さなことでも必ず「ありがとう」を声に出して感謝をすること。

また、ときにはお互いの時間を尊重して、干渉しすぎないことも必要になるでしょう。

ちょうどよい距離感を保てるとよいですね。

会話を大切にする

仕事で忙しいこともありますが、できるだけコミュニケーションをとる努力をしましょう。

「黙って俺についてこい」というタイプの男性は、今は少ないと思います。

黙って従うのが性に合っているならいいかもしれません。

しっかり会話をし、お互いに理解しあう姿勢を持ち続けてくれる人が、生涯のパートナーにはふさわしいです。